T-60

Miniart T-60・BM-8-24 到着

というわけで、ミニアート35234:BM-8-24 自走多連装ロケットランチャー インテリアキットがウチにも到着。
ありがとうサンタさん(=自分)。今夜は一緒に寝ます。

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Miniart【TACAM T-60 自走砲】の F-22

ミニアート35240:ルーマニア76ミリ自走砲 TACAM T-60 インテリアキット詳細が発表になりました。
同自走砲の1/35キットは、古くADV AZIMUTやフェアリー企画のレジン製がありましたが、インジェクションでは初…だったよね確か。

Miniartキット、資料も乏しく不明箇所も多い車両ながら、説得力ある表現でまとめられている印象。戦闘室含む車体上部は新規パーツでガッツリと再現されており気合いが入っています。実車生産数は少ないけれど、T-60の工場別バリエーションなんていう何処がどう違うか判り辛いシロモノよりは実際売れると踏んだのかも。

んあ?っと思ったのが、搭載砲を7.62 cm PaK 36(r)と表記していること。えー?TACAM T-60はソ連から捕獲したF-22を搭載してるんじゃないの?最近じゃPaK 36(r)という説なの?…と思ってちょっと写真類を眺めてみたんですが、たぶんこういうことかな。

下は「F-22」,「PaK 36(r)」,「TACAM T-60」の、ほぼ同アングルからの写真。画像はインターネットより。

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一番上はドイツ軍に鹵獲され北アフリカ?で使用中のF-22「7.62cm FK 296(r) 」。ハシゴ状の防危ガードが追加されている他は、外見上はソ連オリジナルのF-22の状態を保っているよう。砲架左側から後方に伸びているハンドルは、方向照準(左右操作)ハンドル。今まさに発砲した瞬間で、砲身が後座している。

二番目はドイツ軍により改良された7.62 cm PaK 36(r)。
オリジナルのF-22は方向照準(左右操作)ハンドルが左側、高低照準(俯仰操作)ハンドルが右側と左右に分かれていたが、これは対戦車砲としては使い勝手が悪いので、砲手が一人で操作出来るように俯仰操作ハンドルを左側に移している
また、照準器の装着位置を低くして、上方に伸びていた元の装着部は切除、更に、幅の広い板状の防危板を新設している。

上記、ソ連オリジナルの「F-22」とドイツ版の「7.62 cm PaK 36(r)」の違いを踏まえた上で、三番目の「TACAM T-60」を見ると、俯仰操作ハンドルがやはり左側に移されているのが確認出来る。Miniartは恐らくこの写真の情報から「搭載砲はPaK 36(r)」としたんじゃないかな。

しかしながら、PaK 36(r)では切除されていたソ連オリジナルの照準器装着部はそのまま残され、防危板も表面にリブの有るルーマニアオリジナルのものが新設されている。更に、左右操作ハンドルはF-22,PaK 36(r)とも異なり、砲に対して横向き(俯仰操作ハンドルと同方向)に変更されている?よう…にも見える。

これらからぼんやり想像すると…

◎ 搭載砲はやはりソ連から捕獲したF-22。
◎ 自走砲化するに当たり、PaK 36(r)に倣い、俯仰操作ハンドルを左側に移動。
◎ 照準器装着部はそのまま残す。
◎ ルーマニアオリジナルの防危板を新設。

ということだったような気がするなあ。

Miniartのキットは「7.62 cm PaK 36(r)」と記載してはいますが、内容的には上記の特徴を再現しており、製作に問題は無いでしょう。むしろ、漫然とF-22を積むのではなく良く研究しているなと感心。こんなの私、知らなかったよ。

そのF-22パーツ、画像を見る限り、かなり出来が良さそう。
既にブロンコとICMから出ているF-22ですが、Miniart版は砲架も揺架もそれらよりずっと正確な表現になってますね。パーツ数もそこそこあって、キッチリ再現しようという意気込みを感じます。
砲単体でも出して欲しいワタクシですが、ランナー写真を見るとF-22パーツは戦闘室の他のパーツと同じ枝に入っており、現時点では何とも言えない感じ。もし将来的にF-22単体で出なかったなら、ブロンコのディテールアップ用にこのパーツだけ欲しいよ。

他に気付いた点としては、車体後部の燃料タンクスペース上のパネルが「周囲の取付ボルトを間引いたタイプ」になってますね。上部に砲弾ラックを装着すると殆ど見えなくなるのに、なかなか細かい拘りです。
あと、NOTEK管制ライトパーツの上部には同社のマークがモールドされてるみたいですね。

…とまぁ何だかんだ書いてきましたが、TACAM T-60に関しては個人的には守備範囲から若干外れるので、うーん、購入はどうするかなぁ(えー?)。
第264工場製の鋼製転輪を履いて、戦闘室にやたら凝った幌骨を設けたヤツならちょっと作りたい気もするけど、誰かやるだろうし、そのものズバリがバリエーションとして出そうな気も。
はッ、そうか!T-60のパーツもほぼそのまま入ってるし(砲塔が無いけど)「T-60&F-22用ディテールアップ・パーツ」と考えて入手するのもアリ…かも?

※【12/23追記】
Miniartキットはロシアの模型誌『Mホビー』2008/03に掲載された記事「ルーマニアのマーダー」を定本にしている模様。
同記事は本文がロシアの研究家ユーリイ・パショーロク氏、図面はヴィクトール・マリギノフ氏によるもので、文中にはF-22の俯仰操作ハンドルを左側に移した旨の記述があり、掲載図面もそれを反映したものになっている。

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Miniart T-60・BM-8-24 予約

ミニアート【35234:BM-8-24 自走多連装ロケットランチャー インテリアキットの国内予約が始まったので速攻予約完了。
キット詳細は同社サイトに上がってますが、いやぁこのクオリティで T-60・BM-8-24が出るなんて、全く夢のようですよ。

T-60・BM-8-24は、1/35では古くはアエロプラストやマケット辺りからも出てましたが、Miniartキットは当然ながらもう解像度が違いますね。
車体天板左寄りに増設された指揮官用ポジションの再現度や、車体後部に増設された M-8ロケット弾装填作業用のプラットフォーム、砲手照準用のお立ち台など、各部的確に再現されているようです。

ランチャー部も繊細な出来です。レールの薄さは、プラ・インジェクション成形の限界から実際よりも若干厚みがありますが、それでもかなり薄く仕上がっており 1/35の実物で見たらたぶん殆ど気にならないんじゃないかな。むしろプラ質との兼ね合いで変形に注意が必要かも。

少し前、START製の【T-40・BM-8-24】キットを引っ張りだして来たんですが、このキットのBM-8-24ランチャーもなかなかどうして頑張ってたんだなー。Miniartから出なかったら、コレを使用していっちょ…とか一瞬考えましたよ。
Miniartは将来的に T-40水陸両用戦車も開発すると踏んでますが、そうなると当然 T-40・BM-8-24も出すでしょう。
ただ、T-40・BM-8-24って写真が無いんですよねー。T-40用に用意された十数基の BM-8-24ランチャーは T-60搭載に回されたので、T-40ベースの BM-8-24は結局数台しか作られなかったみたい。

Miniartの T-60・BM-8-24、転輪は「鋳造製・スポーク転輪」を装着したタイプですが、数は少ないものの「プレス&溶接製・ディッシュ転輪」を装着した車両も存在するので、既発売のキットからコンバートして来るのもまた面白いでしょう(…とか書いてはみたけど、こういうの実際にやる人はほぼ居ないんだよな)。

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【T-60 第264工場製】製作記・05

■ ちょいと多忙で更新出来ないので、手持ちのT-60写真でお茶を濁したり。

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正面からのショットで工場判別が難しいが、砲塔左舷後部に逆三角形配置のボルトがかろうじて確認出来るので、第264工場製のT-60だと判る。

フェンダーは、一般的なT-60に見られる「補強用リブが5本の凹」のタイプとは異なり「左右に太めの凹が2本」しかないタイプで、同仕様の車両写真を検分するに、これも第264工場製車両の、恐らくはかなり後期のサブタイプである可能性が高い。
車体前面装甲板は吹き飛んでしまっており、変速機と動力伝達シャフトが見えている。また、下面装甲板との接合部を車内側から補強していたアングル材が見えるが、単純なL字材ではなく波形のタイプであり、これも後期仕様の特徴ではないかと思われる。

砲塔後部にはГ(G) 1314の文字。良く見るとかなり擦れているが右3時位置の面にも同じ文字が描かれており、恐らくは左9時位置も同様かと予想される。
車体に冬期迷彩は施されていないようだが、周囲は雪景色で、両舷フェンダー上には泥濘地脱出用に白樺の樹を切り出して載せている。
なお、ユーリイ・パショーロク氏によれば、第264工場では通常冬期迷彩に使用する(春期には洗い落とせる)石灰類が不足していたため、工場で冬期迷彩を施す際には「ラッカーエナメル(ニトロセルロースラッカー)」の白色を使用していたそうだ。

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【T-60 第264工場製】製作記・04

■ 手持ちのT-60写真から

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八角ハッチを装備した第264工場製の T-60。
やや不鮮明な写真ながら、砲塔は増加装甲が施されたタイプで、良く見ると車体後面にも増加装甲が貼られているようだ。操縦手ハッチは解放されており、前部が溶接製で角形の簡易タイプを装備しているのが判る。転輪は鋳造製スポーク転輪、工具箱は大型のタイプを装備。

砲塔には三角形内に数字(2/87?)の部隊マーク、車両番号1、赤星が確認出来る。車体のエンジンカバー部にはスローガンも描かれており、「вперед на」まではどうにか読めるのだが、その先は解読困難。当時良く使用されたスローガンであるвперед на запад!(西へ!)かもしれない。

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【T-60 第264工場製】製作記・03

亀の歩みの様な製作記。

■ 車体

今回私はインテリア・パーツを組み込まないので、まずはパカパカっと車体を組み上げ。
車体は所謂「箱組み」ながら、パーツ精度が高く位置決めも工夫されており、コバ部分のゲート跡等の処理をキチンと行っておけばピタリと決まる。一箇所、車体側面板【De1・De2】の内側後方下部に押し出しピン跡が若干凸っているので、これは処理をしておいた方が良い。

なおインテリアに関しては、第264工場製車両の場合、生産かなり早い時期からリベットによる鋲接に代わって溶接留めが多用されていたように見受けられる。
車体下面パーツ【Ba1】裏面にはリベットモールドが多く在るが、これらは車内パーツを鋲接しているものなので、溶接留めの第264工場製車両に於いてはもっとスッキリしている筈。ただ今回はインテリアを組み込まないし、車体も台座に固定してしまうので、この辺の工作は省略。次の機会にチャレンジしてみたい。

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車体下面パーツ【Ba1】に、まず燃料タンク隔壁のパーツ【Bc34】を接着し、それをガイドにしつつ側面板【De1・De2】を接着した。
後部は隔壁パーツ【Bc34】が補強用の桁になるが、前部は桁が無く、今後の作業中に力を加えてパキッとイッてしまうのを避けるため、操縦手バルジ前の室内にエバーグリーンのプラ棒(たまたま手元にあった 2.5 X 4.8)で横桁を入れた。これで強度的に安心。

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車体上部パーツ【Bc31】は前面上部装甲板〜戦闘室天板〜燃料タンク上面板までが一体になっているが、戦闘室天板の前後が只の折り曲げ表現になっているので、この位置(上写真・赤線部)に筋彫りを加えると部品の別体感が出る。

が追加した筋彫り。ガイドとしてダイモテープを貼って慎重に筋彫るが、むしろ筋彫った後のプラのめくれを処理するのに気を使った。
の部分にある「コの字」状のモールドを削り取る。これはこの位置に GAZ-AAタイプの尾灯を装着する際の位置決めモールドで、1942年後期生産の第37工場製車両のみの仕様。
は排気管とラジエター液補給口を隔てる隔壁。キットではやや厚い表現になっており、プラ板で置き換えてやるのがベターだが、ボルト等のモールドが立て込んでいるのでちょっと難しい。ほんの気持ち程度薄く削って妥協。
いずれの作業もキットのボルトモールドを削り取らないようにマスキングをこまめに施しながら作業した。

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T-60 後期型・増加装甲仕様

2018年度版カタログに載っていた35232:T-60 LATE SERIES, Screened (Gorky Automobile Plant) INTERIOR KITの詳細が明らかになりました。
既報通り、砲塔,主砲防盾,操縦手バルジ前面,車体前面,及び車体後面に増加装甲を施したタイプを再現しており、増加装甲付きでモールドされた装甲板が新規で用意されているようです(主砲防盾のみ増加装甲パーツを貼付方式)。

また、排気管が延長され車体後面のマフラー経由で排出されるタイプとして作れるようにもなっています。これは 1942年春頃から GAZ及び第38工場の生産車で採用されたもので、既に生産の始まっていた T-70軽戦車のマフラーと共用になっています。

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更に!転輪に関しては「プレス&溶接製・ディッシュ転輪」と「鋳造製・スポーク転輪」の両方が付属するようですよ奥さん。

製品名には「Gorky Automobile Plant(ゴーリキー自動車工場 = GAZ)」と銘打たれていますが、「ディッシュ転輪 + 延長排気管&マフラー」で GAZ製「スポーク転輪 + 延長排気管&マフラー」で第38工場製って感じかな。

更に裏技としては、延長排気管&マフラーパーツを使用せずに通常型排気管(キットに付属)を使用し、第264工場製キットから八角形ハッチを持って来てディッシュ転輪 or スポーク転輪 + 八角形ハッチ」にすれば、第264工場製の増加装甲仕様として組むことも可能。…っていうか私その仕様で組みたい。
でももしかしたら Miniartはそのものズバリを出すかもなぁ?

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【T-60 第264工場製】製作記・02

■ 車体前面パーツの選択

キットには車体前面パーツとしてDc2Dc3の2種が用意されている。模型パーツとしての両者の違いは「車体前面右寄りにリベットが4つ並んでいる・いない」ということで、この【35219:T-60 第264工場製】キットでは「リベット列の無い方」である【Dc3】を使用する指示になっている。

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ところが、実車写真を見ていくと、第264工場製車両でも「リベット列の有る方」即ち【Dc2】仕様の車両を多く確認することが出来る。例えば下の写真は鋼製転輪装着の第264工場製で「リベット列の有る方」の車両の例。

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この4つのリベットは、車内でミッションの架台を固定する為のもの。そしてこのリベット列の有無は「車体前面装甲厚の増加」と関連があるように思う。

T-60は生産中に車体や砲塔各部の装甲厚が増加していくのだが、そのうち車体前面装甲厚については、当初「20mm」、その後「15mm厚の増加装甲」を貼付ける形式を経て、後期には「35mm」になっている。
この装甲厚の増加に対応し、ミッション架台の固定方法を、車体前面装甲板に直接リベット穴を穿って留める方式から、車内の該当箇所に板状の基部を溶接留めし、そこにボルト留め固定するという方式に変更になったのではないか…と予想出来る。

つまり…

・車体前面にリベット列の有るものは、装甲厚が 20mmのタイプ(前期)。
・車体前面にリベット列の無いものは、装甲厚が 35mmのタイプ(後期)。

…という仮定を、一応は挙げる事が出来るだろう。

「一応は」などと曖昧な物言いになってしまうのは、必ずしもそうとは言えない可能性もまたあるため。
同じ工場の同じような仕様でもリベットが有ったり無かったり、また結構後期の仕様でもリベットが見られたりと、どうも法則性が明確ではなく、「装甲が厚いタイプなのにリベット列の有る車両」や「装甲が薄いタイプなのにリベット列の無い車両」が存在する可能性を否定出来ないのだ。写真から実際の装甲厚の差を観察するのもまた困難である。

なのでここは「なんか装甲厚と関係あるっぽいなー」と頭のスミに置きつつ、【Dc2】と【Dc3】どちらでも好みで選択して可ではないかと思う。逆に、ある特定の車両を作る場合でリベットの有無が確認出来るならば、その実車の仕様に従えば良いんじゃないかな…という感じ。ちなみに【Dc2】【Dc3】についてノギスで測ってみたが、厚みは両者とも同じだった。

今回私がイメージする車両では車体前面が確認出来ないのだが、個人的な好みから「4つリベット付き」即ち【Dc2】の方を使用することにする。
ふぅー。パーツ1つ選択するのに時間掛け過ぎだよ…(^^;)。

■ 車体後面パーツについて

なお、T-60の車体後面の装甲厚もまた、最初「13mm」、その後「10mm厚の増加装甲」を貼付ける形式を経て、後期には「25mm」になっている。

キットには車体後面パーツとしてDc1の1種だけ用意されているが、これは装甲厚13mmのタイプだと思われる。
車体前面板と同様、確定的な事は言えないのだが、車体後面板の左上部にある「2・4・2のリベット列」の「有る車両」が装甲厚 13mmのタイプ、「2・4・2のリベット列」の「無い車両」が装甲厚 25mmに増厚されたタイプである可能性が高い。

ちなみにこの「2・4・2のリベット列」は何かというと、これまたハッキリしないのだが、車内側に付く取っ手状の金具を留めるためのもので、この金具は、燃料タンク(取り外しも可能なようだ)を固定するバンドをどーにかこーにかする…みたいな感じのものと思われる(曖昧)。

ちなみのちなみに、「車体前面にリベット列の無い」車両でも「車体後面にリベット列がある」ケースもあり、リベットの有無が装甲厚と完全にリンクしているとするならば、車体前面と後面で装甲増厚のタイミングがズレていることになる。
…まぁ要するに「そんな感じで良くわからない部分もあるので、チョチョイと気楽にチョイス」するのが精神的にも良さそうだ。

なお、Miniartの一連の T-60シリーズは、基本的には「装甲が増厚される前のタイプ」を再現しているようなので、初期〜中期生産車を作るのが一番しっくりくるみたい。

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Miniartから T-60 のバリエーション2種

さて、T-60のバリエーションとしては【35228:T-60 WINTER-SPRING 1942 PROD. INTERIOR KIT】,【35232:T-60 LATE SERIES, SCREENED (GORKY PLANT) INTERIOR KIT】が発表されましたね。

【35228】は、改良型砲塔を搭載した車両。T-60の砲塔は主砲用張出し部分の上部に換気用の開口部がありますが、これを廃止した為に形状が変化しています。
砲塔ハッチ,操縦手ハッチも単純な構造の簡易型になってますね。起動輪に開いた丸穴が4つのタイプなのもグー。尾灯はたぶん例のトコに付くと思われます。

【35232】は、砲塔,主砲防盾,操縦手バルジ前面,車体前面に増加装甲を施したタイプ。増加装甲の厚さは実車で 10mm〜15mmなので、増加装甲のプラパーツを貼付ける形式ではなく、最初から増加装甲付きでモールドされた装甲板が新規に用意されるんじゃないかな。
「GORKY PLANT(ゴーリキー工場)」と銘打っているので GAZ製をモデル化のようです。「GAZ」とは商標的理由から書けないのかも?

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【T-60 第264工場製】製作記・01

■ 第264工場(スターリングラード造船所)と同工場製の T-60の特徴については、以前軽く記したのでそちらを参照の事(コレ)。

第264工場製の T-60はその仕様バリエーションが多種多様なのだが、先に記したように、今回は八角形ハッチを装備した車両を作ることとする。
具体的には下写真のイメージで製作したい。

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この写真は私が「八角形ハッチ」について気になりだした2007年に入手したもの(もう10年も前なの…!?)。ちなみに当時はこの「八角形ハッチ」が何処の工場製か判らなかった。が、今見ると各部に第264工場製ポイントが散見されるなあ。

さて、この写真の車両についての特徴を列挙すると…

・砲塔は増加装甲を施していない通常型。
・砲塔ハッチは八角形型。
・工具箱は細長いタイプ。
・転輪は鋳造製スポーク転輪。
・誘導輪はディッシュ転輪のようにも見えるが、ゴムの無い外周リムが見えるので、直径460mmの鋳造製誘導輪に泥が詰まっているものと解釈。
・上部転輪は全鋼製。
・前照灯&警笛は装備していない(ように見える)。

…といったところ。
基本的には Miniart【35219:T-60 第264工場製を使用すれば良いが、転輪に関してはキット付属の鋼製転輪は使用せず、35224:T-60 第37工場製から鋳造製スポーク転輪を調達する。
なお、折角のフルインテリア・キットなのだが、今回は車体内部の再現はオミットし、エンジンやミッション等は組み込まない。

ニコイチとかインテリアのオミットとか、何だか作り方が贅沢な様にも聞こえるが、使わなかった鋼製転輪は【35224:T-60 第37工場製】をベースに第264工場製車両を作る時に使用したい(第37工場製初期仕様はたぶん作らないので)。インテリアパーツについては T-70や SU-76Mを作る際に活用するつもりで、エンジンタンデム置きとか、やってみたいな(願望)。

T-30, T-40, T-60, T-70, T-70B, SU-76, SU-76M あたりは内装外装共に共通パーツが多く、古いキットのディテールアップにも使えるのが嬉しいところ。

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