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Miniarmの「ハーフリブ・タイプ転輪」

去年秋に発売された Miniarmの KV転輪シリーズ。暮れの秋葉原巡回では見掛けず現物は未見だったんだけど、正月休みにAmazonをフラフラしていたらやけに安く売られていたのでいくつか購入してみました。
そのうちの35223:KV Roadwheel set (reinforced, ChTZ, 1941)をご紹介。拙HP内記事「KV-1 ハーフリブ・タイプ転輪」で取り上げているタイプです。

事前に発表になっていたCG画像は、通常の緩衝ゴム内蔵型転輪「フルリブ・タイプ」のリブをひとつ置きに間引いたような解釈になっており困惑していたんですが、開けてビックリ!中身はちゃんと「ハーフリブ・タイプ転輪」の特徴を押さえたものになっていましたよよよよよ!

Miniarm35223

実はMiniarmのこの転輪については個人的にちょっとした経緯がありまして。以下余談ながら。

Miniarmがロシアの模型フォーラム掲示板(panzer35.ru)に「KV転輪を開発中だよ」と、転輪11種と起動輪4種のCG画像をアップしたのは2021年06月のこと。
リンク

画像には「ハーフリブ・タイプ転輪」も含まれていたものの、解釈違いか、上に書いたような見たことがないタイプになっていたのです。
実は2017年に出たマクシム・コロミエーツ著のKV本でもこのCG画像のような解釈のイラストが掲載されており、Miniarmはそれを参考にブラッシュアップした…という可能性もありそう。「いやお前が見たことないだけでこういうタイプも存在していたかもしれないだろ」と言われそうだけど、いずれにせよ写真が残る既知の「ハーフリブ・タイプ転輪」とは特徴が異なっていたわけで。

そこで、Miniarmのこの書込みに対して「ハーフリブ・タイプ転輪ではリブが穴と穴の中間にあり、リブ自体も短いように思う。またリブは直角三角形に近く、転輪の端は内側に巻き込んではいないと思う」という旨のレスを画像付きで入れたのですわ。上記掲示板記事中、Miniarmの3つ下の書き込みは私によるものです。
その後、他の人とちょこちょこ遣り取りがありつつも、Miniarmからのレスは付かなかったんですよね。

しばらくして MiniarmのオフィシャルサイトにもCG画像が掲載されて、日本の輸入代理店扱いでの予約も始まったんだけど、当該転輪のCG画像は最初に出た時のまま変わらずでした。
なので、あぁそのまんま行くんかな。まぁフォーラムに画像提示してロシアのモデラーと情報共有は出来たので良しとするか。と思ってたところが…

…ところがギッチョン、実際の製品は修正されていたワケです。
いや私の指摘が影響を及ぼしたかどうかはワカラナイし、その辺は別にどうでも良いんですが、とりあえずイイ感じでの再現は喜ばしい。でも何故CG画像の方を直さなかったか謎ですね。

製品名にもあるように、この転輪は「キーロフスキー工場」ではなく、同工場と合併する前の「チェリャビンスク・トラクター工場(ChTZ)」製車両が主に装着し、生産時期も1941年8月期とされている。実際に模型に使う場合は(考証的に厳密なことを言うならば)その辺の工場及び時期由来の特徴を反映させてやるのに気を使いそうだけど、チャレンジしてみたくなりますな。

Chtz74_20230130113701

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余談ながら、panzer35.ru掲示板はページ上に「Z」マークのバナーがあるように、管理者はロシアによるウクライナ侵攻に対する支持を表明している。それ自体は当事国住民の思想信条の発露なので構わないとは思うものの、それを色濃く反映した発言や運営が見られたので、私はログアウトしてすっかり足が遠のいてしまった。ちょっとロシアのネット情勢的にも下手なリンクは踏めないしね。同じように書き込みが途絶えたメンバーもちらほら居るみたい。悲しいことです。

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