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KV重戦車の足回りディテールアップを2つほど

素材ストックの極小ネジを見て思い出したので、KV重戦車の履帯緊張調節装置をディテールアップする簡単な方法を。
元は『ミリタリーモデリングマニュアル・Vol.18』(ホビージャパンムック・2006)に掲載のKV-1 増加試作砲塔搭載型 U-0実戦投入仕様製作時に行った工作ですが、この部分に関しては紙面の都合で…というかネタが細かすぎるので割愛したのでした。

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■ KV重戦車の履帯緊張調節装置のネジ切り加工の再現

KV重戦車の履帯緊張調節装置は誘導輪基部のすぐ後方に位置し、両者はテンションスクリュー(図の3)で接続している。このテンションスクリュー部を繰り出し又は繰り入れ、誘導輪基部をスイングさせることによって履帯緊張の調節を行う。
テンションスクリューはテンションナット(図の4)をレンチで回して動作させる。推奨される履帯の張り具合は2つの上部転輪間で50mm〜60mm程度下がった程度とされていた。

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トランペッターのKVキットではこのテンションスクリューが只の棒状になっているので、実車同様にネジ切りを再現してみよう。
手っ取り早く良好な感じに仕上がるのが「本物の極小ネジ」を使用する方法で、本工作では八幡ねじ製の【ステンレス精密ねじ Cセット 22本入を使用した。M1.7(ネジ径1.7mm)で異なる長さの「なべ小ネジ」が8種類16本,「さら小ネジ」が3種類6本の計22本入り。値段は確か250円くらいだったかな。ホームセンターにて購入。

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工作はキットのテンションスクリュー部をネジに置き換えるだけ。
誘導輪基部に接続する先端部分(穴の開いた馬蹄状の部分)は切り取り、丁度いい長さのネジの先端に接合して履帯緊張調節装置に取り付ける。作例では「なべ頭小ネジ」のなべ頭もそのままに使用した。

ネジ切りが見えるのはテンションスクリューのうちベース部分より前方のみで、ベースの後方はテンションスクリューを収めるカバー(さや)なのでネジ切りは無いのに注意。

また作例では修正していないが、履帯緊張調節装置を車体に留めるブラッケットの上側のボルト3個は、実車では「マイナスボルト」になっているのでそのように工作するとベター(恐らく履帯端と接触してボルトが削れるのを防ぐため)。

 

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この工作の難点は、折角やってもフェンダーを付けて履帯を履かせると殆ど見えないということ。もう絶望的なまでに見えない。何とかして覗き込んでも見えない!
ただ、履帯緊張調節装置周りのディテールはビシッと締まるので、フェンダーが外れた状態の車両や、クラッシュモデルの場合にはチラ見えの効果を発揮するでしょう。

なお、本工作はトランペッターのKVシリーズキット向けのもので、昨年発売されたタミヤ【MM372;ソビエト重戦車 KV-1 1941年型 初期生産車】では、履帯緊張調節装置が全体に(何故か)やや小ぶりになっており、本工作は適合しないのではないかと思われます。

八幡ねじ製の【ステンレス精密ねじ Cセット 22本入】はもちろん通常のネジとして重量のあるパーツ同士の結合等にも有用なので、一つ買ってストックしておくと重宝しますよ。

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■ KV重戦車の起動輪のグリスアップポイントの再現

これもMMM誌の製作記事では記述を省略した部分なので、ついでに。

KV重戦車の起動輪には内側(裏側)に2箇所のグリスアップポイントがある。

過去に発売されたインジェクションキット及び別売りの起動輪では、このグリスアップポイントの再現がまるっと無視されている(最新のタミヤキットでも再現されていない)が、覗き込んだ場合、起動輪の位置によっては見えるディテールなので、拘りたい人は再現すると吉。

 

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工作としては、プラ丸棒等を加工して該当部分にバルジを作り、六角ボルトを植えればOK(上の作例ではボルトが何故か尖頭ボルトになっているが、ここは普通の六角ボルト)。
サイズは…よく覚えていないけど、六角ボルトの大きさは起動輪ハブ周囲のボルトとほぼ同じ位で、それを基準にバルジを設えると良いでしょう。下写真を見てもバルジの大きさは時期や車両によって?微妙に異なるようなので、それらしければ良いんじゃないかなと。

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