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декабрь 2019 г.

2019年の大晦日とヨモヤマ

■ 11〜12月はあれこれと気忙しく、当ブログの更新も間があいてしまった。「RSB-F搭載・T-34」の話はもっとサクッと書くつもりだったのに、調べ出すと色々面白くて、結局続き物に…。全3回の予定。

■ 今年は『ニョーロミリテール・2019』に参加した。ニョーロミリテールは、世界中の尿路結石患者が集い、各々が排出した結石を持ち寄って品評し合うという夢のようなイヴェント。はい、そんなイヴェントは存在しませんね。
10月中旬、尿路結石を再罹患。2回目。前回は2015年07月だったから4年ぶりか。痛みはなかなかキツかったけど、翌々日には結石も排出されたようでホッ。ウチの親戚では従兄弟も2回やっているので、これはたぶん遺伝的体質だねぇ。やれやれ。皆さんもご自愛を。

■ オリオン座のベテルギウスが、ここ数カ月間で急激に明るさを失っているそうで、超新星爆発を起こす前触れではないかと天文学者が指摘しているとの事。どれどれとオリオン座を仰ぎ見ると、なるほど確かに暗い…ような…?
ベテルギウスはもともと脈動変光星なので実際のところはどうなのか解らないが、以前から「一生の内にベテルギウスの超新星爆発が見たいっ!」と乞い願っている私としては、ソワソワした気分。

「川瀬巴水 カレンダー」を購入。居間のカレンダーは毎年これにしていて、もう6年目かな。12月の絵柄は「新東京百景・芝大門の雪(昭和11年)」で、これは好きな作品なので嬉しい。川瀬巴水は大正・昭和の版画家なので、自動車がモチーフになっているのも浮世絵としては新鮮。このまま情景模型にしたい感じ。

■ あれ?そういえば模型を買ってないぞ?作ってないぞ?いかんねー。

というわけで、皆様良いお年を。来年もよろしく。

Kawase_hasui

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“将軍の” T-34:RSB-F無線機搭載・T-34指揮戦車(1)

前回話題にした「パンター転輪をフル装備したT-34-85」車両には、戦闘室左側面の中央付近、ちょうど第3転輪の上あたりに、車体後面に付くのと同じ「排気管の装甲カバー」が斜めに取付けられているのが確認出来る。

Generaliskie

T-34の写真を見ていると極まれに同様の車両を目にすることがあるが、これは「RSB-F無線機を搭載した、指揮官用のT-34」に固有の特徴…とされている。

「RSB(РСБ = радиостанция самолета-бомбардировщика:航空爆撃機無線局)」は1936年に採用されたソ連の航空機用短波無線局(無線機システム)で、ツポレフ SB,ペトリャコーフ Pe-2・Pe-8,イリューシン4 等の爆撃機に搭載された。

その地上運用型が「RSB-F(РСБ-Ф)」で、「F」は「有蓋トラック」を意味するロシア語の頭文字。その名の通り、GAZ-AAAのバンタイプをベースにした専用車両等に搭載して運用された。総重量450kgを超える大掛かりな無線機システムで、その運用は運転手を含む6名のチームによって行われたという。(※ 画像はZebranoから出ている「1/72 GAZ-AAA・RSB-F搭載車」)

Zebrano_rsb

この無線局をT-34内部に搭載したのがRSB-F無線機搭載・T-34指揮戦車である。

【RSB-F無線機搭載・T-34指揮戦車】は、軍団や連隊本部等に配備され、地上部隊と空軍との無線連携のもと運用された。
兵士からは"Генеральские(ゲネラーリスキエ = 将軍の)" T-34と呼ばれたそうで、まぁ実際に「将軍」階級の人物は搭乗しないのではないかと思うが、 上級司令官が搭乗・指揮するという事で、一般のT-34と区別するための呼称だったのかもしれない。

車内レイアウト等の詳細は不明だが、無線機システムのスペースを確保する為、搭載弾薬数は通常よりも大幅に減らされていたと思われる。
また、RSB-F無線機の運用には大量の電力が必要であり、バッテリーへの電源供給の為にガソリンエンジン式発電機が内装された。発電機の稼働によって生じる排気ガスは、戦闘室左側面に新たに孔を穿ち、そこから排気管を出して排出された。
排気管の保護の為に「装甲カバー」が装着されたが、これには車体後面に付くのと同じものが流用され、これが【RSB-F無線機搭載・T-34指揮戦車】を見分ける際のポイントとなっている。
なお、装甲カバーの装着はボルトによらず、フランジ部分を車体に直接溶接しているようだ。

(※ 画像はマニュアルから、RSB-Fの戸外での使用法。右手の橇に載っているのがRSB-F無線機システムで、少し離れた左の三角屋根の下にあるのが電源供給の為の発電機。発電機がかなり大きいのが判る)

Rsbf_outdoor

 

【RSB-F無線機搭載・T-34指揮戦車】の製造は主に第112工場(クラスナエ・ ソルモヴォ)が担当したが、第112工場以外は何処の工場が担当したのかはちょっと不明。
1942年から1945年6月1日までの間の生産数は…

T-34-76 ベース:195両(内、第112工場生産分:140両)
T-34-85 ベース:274両(内、第112工場生産分:D5-T搭載車 5両,ZiS-S-53搭載車 191両)

…とされている。

<続く…>

◎ 参考資料

『未知のT-34』: エクスプリント刊, 2001.
『国内の装甲車両・20世紀 第2巻 1941-1945』: エクスプリント刊, 2005.
『T-34:最初の完全なる百科事典』ロシア・ヤウザ,エクスモ,ストラテギヤКМ刊 2009.
『RSB-F 無線局 1940年式・解説と説明書』: 1942.
『冬期の通信手段・使用説明書』: 1943.




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ZVEZDA・2020年カタログ

ZVEZDAの2020年カタログが発表されました()。
1/35の大戦物では、既報の【SU-122】の他、【T-34/76 1942】,【M4A2 シェールマン】の姿が。

Zve2020

3686:ソ連中戦車 T-34/76 1942】は、カタログ写真に第112工場製車両が使われており、実際ほぼこの仕様でリリースされるみたい。
ZVEZDAは当初、112工場製でも1942年2月生産の「増加装甲付き仕様」を計画していたらしいんですが、その後、より新しい(増加装甲廃止後の)仕様に変更されたそうな。

キット化に当たっては、モスクワ・ポクロンナヤの丘・勝利記念公園の展示車両を参照したとのこと。同車は1998年に泥炭層から引き揚げられたものでオリジナル度が高く、それを取材したならば期待が持てそう。ただし、履帯は当初の550mmから500mmに履き替えてるんだよなー。そこら辺がどうなるか。

どうせならSTZ製の42年型が欲しい…という声は本国でも上がってますが、カタログ落ちしているもののSTZ製は以前出てたからなぁ。その辺の兼ね合いもあるんじゃなかろうか。ただ、一昨年だったかSTZ製 T-34(第264工場製鋳造砲塔)が沼から上がってモスクワにあるので、来年以降、もしかしたら…? って感じでしょうかね。

3702:アメリカ中戦車 シェールマン M4A2】は、カタログ写真では「前面装甲傾斜角47度新車体&75mm砲塔型」だけど、実際にこの仕様通りになるかどうかは現段階では不明。ただ、いずれは76mm砲塔型も出すでしょうね。シェールマニア(ソ連軍のM4A2に特化したマニア)的にはこれも期待大。

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