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октябрь 2017 г.

Miniart【35219:T-60(第264工場製)】購入

というわけで、Miniart【35219:T-60・第264工場(スターリングラード造船所)製を購入。
Miniartが T-60シリーズの発表をしたのが今年5月の静岡ホビーショー。それから僅か5ヶ月のうちに生産工場違いで3つのタイプが発売されちゃっちゃっちゃったんですねー。出過ぎ!

T60_zd264


キットは、既報ながら、新規パーツとして「溶接接合タイプ車体側面装甲板」「緩衝ゴム内蔵型鋼製転輪」「八角形ハッチ」等が入っており、第264工場製 T-60の特徴を良く再現しています。緩衝ゴム内蔵型鋼製転輪は中央のハブ周辺パーツが別パーツ化されており、再現度も良好。
個人的には、簡素化された「八角形ハッチ」が入っているのが好ましい。T-60を作るならばこの八角形ハッチをやりたいなーと漠然と思っていたので。

しかし Miniartの T-60シリーズ、個人的には応援してるんですが、実際のところ売れているんだろうか…?Webを巡っても組んでる人を見掛けないよね。
インテリア付きキットはパーツ数が増えるうえ、組みながら塗装をしなければならない工程が出て来るので、最近の傾向である「パパッと組んでバーっと塗装」的な流れには行き辛いのは確か。

あと、或いは「インテリア抜きの安いバージョンが出たら買おう」と考えてる向きも居られるかもしれませんね。ただ、インテリア用パーツはランナーにして2枝であり、仮に「インテリア抜き版」が出たとしても、その代わりに「フィギュア・セット付き」になる可能性も高く(本キットにはフィギュアが付いていないので)、値段的には大差なくなるんじゃないかなーと個人的には思ってます。

さて、買って積んでばかりじゃナンなので、私もポツポツ、ニッパーを入れてみるかなー。

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T-60 小ネタ

■ 起動輪の穴は何のため?

T-60, T-40, T-30, T-70系戦車の起動輪には2つの丸穴が開いています(4つ開いているタイプも有り)。
この穴は、最終減速機(フャイナルドライブ)カバー表面にある「潤滑油注入プラグ」にアクセスする為のものです。
下図は T-70, SU-76の整備マニュアルから。

108

最終減速機カバーは線対称になっており、装着した状態で上に来るものを「注入ポイント」に、下に来るものを「ドレン(排出)ポイント」として使用します。
メンテナンス時には、ドレンプラグを緩めて古いオイルを排出し、ディーゼルオイルでクランクケースをすすいだ後、2箇所の潤滑油注入ポイント(図中 9と10)から潤滑油を充填します。【プラグ9】の方は、ドライブシャフトのギヤとベアリングの潤滑用。【プラグ10】の方は、出力軸のベアリングの潤滑用で、起動輪の穴は【プラグ10】にアクセスする為にものになります。

Miniart T-60の最終減速機カバーは実車の形状を良く再現しており、上記のプラグ類もきちんと存在します。後方の2つは抜きの関係でややモールドが甘くなっているので、適当な六角ボルトに植え替えるとベターですが、まぁそこまでしないでも良いか。
このパーツ、T-70系キットにも移植出来るかなー?

T60finaldrive


■ 前照灯問題

Miniartの T-60キットには透明プラのレンズ入りで前照灯パーツがセットされていますが、インストでは前照灯と警笛(ホーン)を装着するか、あるいは警笛のみを装着するかを選択するようになっており、「塗装ガイド(インスト掲載のカラー図)を参照して選択してちょ」との指示があります。

T60inst

実際の記録写真を見ると、工場等で撮影されたオフィシャルな写真では前照灯も警笛も装着していますが、戦場写真では前照灯は無く「警笛のみ」の車両が多く見られます。これは、独ソ戦の開戦後、工場疎開やインフラの混乱などにより電気機材の生産と供給が滞った事が原因で、1941年後半〜1942年前半に生産されたソ連戦車の多くはヘッドライトが未装着でした。
1つ前の記事に載せた T-30砲塔搭載の T-60も「警笛のみ」ですね。

更に、第264工場製の T-60では、生産後期になると前照灯のみならず警笛も未装備の車両が多く見られ、その場合には土台の装着金具自体がありません。
3つ前の記事に貼った第264工場製の T-60写真の車両がそれで、2両ともに前照灯も警笛も未装備です。

従って、Miniart【35219:T-60(第264工場製)ソビエト軽戦車 フルインテリア / T-60 (Plant No. 264)】を作る際には、インスト指示の「前照灯と警笛」or「警笛のみ」の他、どちらも装着しないというオプションもまた採用可能ということですね。

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