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Zavod 3D【T-34 Welded engine deck】【T-34 Grills Late Economy pack】

去る12月1日、オンデマンド・3D出力サービスの【Shapeways】から「Cyber Day・1日限定 20% OFF」のメールが来ました。
Cyber Day(Cyber Monday)とは、感謝祭(11月の第4木曜日)翌週の月曜日のことで、近年、アメリカを中心にネット上のオンラインショップではこの日から歳末セールがスタートし、割引セールや送料値引きサービスなどが行われたりします。

【Shapeways】は発送に UPS宅急便を使うので送料が高く(19.99 USD)、こまめな発注はしづらいので、これはチャンス!とばかりに T-34系パーツを出している【Zavod 3D】を覗いたら…。うぉう!いつの間にか「T-34 溶接製エンジンデッキ」なんてのが出てるぅ!…てことで、すかさず発注。

1/35:T-34 Welded engine deck

1942年の春頃から登場し始めた T-34のいわゆる「六角砲塔型」。その極初期車両が装着していた、溶接製のエンジンデッキ。
この溶接製エンジンデッキは、第183工場のウラル地方への疎開に伴って生産に混乱をきたし、通常のタイプ(鍛造?)が調達出来なかった為に代替として急遽製造されたのではと思われます。構造的にはこれで十分じゃないかと思うんですが、間もなく元のタイプに戻るので、生産効率が悪かったんでしょうかね。

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フィンランド・パロラ戦車博物館に収蔵の T-34・Ps.231-4号車はこの溶接製エンジンデッキを装着しています。10年くらい前にレストア状態だったんですが、その後の状況を聞きませんね。どうなったんかな。

また、ポーランド・ポズナニの軍事博物館に展示されている「WPT-34・装甲回収車」もこの溶接製エンジンデッキを装着しています。
この WPT-34自体は戦後生産の T-34-85車台をベースに製造されてるんですが、エンジンデッキについては 42年型の溶接製を何処からか引っ張りだして来て装着してるんですね。非常に貴重です。

【Zavod 3D】の溶接製エンジンデッキはこれら現存車のディテールも研究して開発されたようで、ディテールは良好です。例えば吸気部カバー前端の取付けボルト用台座部分が本体に食い込んでいる様子などは、それなりの資料と観察が無ければ達成し得ない表現でしょう。

エンジン点検ハッチ部も溶接製ですが、デッキ左右の吸気部は可動式フラップを固定化した生産簡易型を再現しています。これについてはちょっと疑問で、この部分が生産簡易型になるのはもうちょっと後(1942年中期以降)じゃないかなー。上記現存実車も、可動式フラップを装備していた筈。

吸気部カバーに付く異物混入防止用のグリルは、フィンランドに鹵隠・改造された Ps.231-4号車が装備したタイプが入っています。Ps.231-4号車を作りたい人には嬉しいパーツですが、私はソ連軍仕様で作るのでムムム…といった感じ。というのも、溶接製エンジンデッキ装着車の異物混入防止用のグリルは、基本形状は通常タイプと同じながら、外周フレームの角のアールが異なるんですよねー。つまり自作しなければならないワケで。まぁそれくらい作りますよ…。

各部にボルト表現は無く、ボルト取付穴が開いているのみで、マスタークラブ製のボルトを各自で植える前提なのは、前作の【1/35:T-34 Engine Deck 1942】と同様。潔くて良し。

対象車両の仕様が激しく限定されるので、おいそれとは使えないパーツですね。だがそこがイイ。

1/35:T-34 Grills Late Economy pack

42年以降の一般的なエンジンデッキ用グリル。一発成形で、横棒は0.3mmの真鍮線を差込むようになっており、差込穴も貫通済み。最初は「やっぱり枠が太いよなー」とか思ってたんですが、前回購入して実物を目にし、いやコレは充分な出来だなーと買い増し。
Aberのエッチングも良いんですが、グリルのみのセットは無い為、付属する T-34用セットを丸々買わねばならず、コストパフォーマンスが悪いんですよね。
エコノミー・パックは4セット(4台分)入りなので、2パック購入。これでもう当分戦えますよ。

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