« タミヤモデラーズギャラリー 2013 | Main | 『百舌谷さん逆上する』10巻 購入 »

双眼顕微鏡観察実験キット

モデラーの高齢化に呼応して(?)か、最近は実体顕微鏡を模型製作に使用する例がちらほらと見られます。
AFV模型誌に掲載された記事がインパクトありましたが、モデラーで、尚かつ仕事で普段から顕微鏡機器に触れる機会がある人は、それ以前から模型製作に活用していたんですよね。

以前 May-Q同盟にも参加してもらったフィンランド物モデラーのS氏もその一人で、氏が 2008 年に製作した
「MPM 1/72:ハンシン・ユッカ号(DC-2)」機体全体のパネルリベットを手打ちした(!)超絶作例なんですが、このリベット打ち並びに細部工作には実体顕微鏡も使用したそうです。確かに1/72のリベット打ちなんて裸眼じゃキツイでしょうね。
顕微鏡というとちょっと身構えもしがちですが、「ルーペの高倍率のもの」と考えるならば、模型製作に供するのはむしろ自然なことだと感じます。


Kenbi

さてさて、先日本屋で科学と学習PRESENTS・双眼顕微鏡観察実験キットというブツに遭遇。額の前にティキーンと光が走ったので早速購入してみました。

我々の世代には懐かしい『学研の科学』付録キットの出で立ちで、組み立てには30秒も掛かりません。

倍率は「5倍」の固定。普通のルーペでもざらに有る倍率なので「驚くほど拡大」という印象は無く、むしろルーペよりも視野は狭くなるので全体を見るには向きません。10円玉を置いて覗くとちょうどファインダー全体に見える位の視野です。
レンズは恐らくプラスチック製で、周辺収差が激しいですがこれは仕方無いでしょう。また鏡筒内はプラスチック肌そのままなので対物部からの光が乱反射します。まぁこれも仕方
無いですね。

じゃぁ使えないんか?…というと、いや私これ結構使えそうだなと思ってます。

写真は1/35エッチング製の MG-34 用対空機銃の照準パーツにカッターの刃を当てた所で、実際ほぼこのような感じに見えます。ただし両目なのでより立体的です。
5倍という倍率はややもの足りなくも感じますが、要は
5倍という倍率が適した作業に使えば良いワケで。

被写界深度=作業範囲は1cm 程あるので、例えばフィギュアの目をポチッと入れたりする程度ならば可能ですね。私は試しに米粒に「セータ☆」と書いてみましたが余裕でイケます。
台座が軽いので裏打ちして重くするとか、作業台にアクリル板を設えるなどカスタマイズすれば、尚使いやすくなりそう。プラスチック製だしその辺の自由度は高いかな。

先に書きましたが、これ位の倍率ならばルーペで獲得出来るレベルであり、この顕微鏡ならではというアドバンテージも挙げ辛く、積極的なお薦めはしかねますが、まぁ使い方次第では使えるんじゃないかなという曖昧な結論で(^^;)。

ホラ、工具ってその人のフィーリングに合うかどうかっていうのも重要だしね。

あと夏休みの自由研究がまだの人はそれにも活用出来るかと。

|

« タミヤモデラーズギャラリー 2013 | Main | 『百舌谷さん逆上する』10巻 購入 »

モケー」カテゴリの記事