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タミヤ【MM. 35327:ソビエト戦車 BT-7 1937年型】(その3)

あれ?「その3」?「その2」ってあったっけ?と思った貴方は正しいです。「その2」は「その1」の続きなんですが、まだ途中までしか書いてないので先に「その3」をば。

■ エンジン点検ハッチの鍵穴

今回は砲塔から離れ、やはり新規パーツのエンジン点検ハッチについて。
タミヤ【MM. 35327:ソビエト戦車 BT-7 1937年型】キットのエンジン点検ハッチ(H12)は、
開閉ロック用の鍵穴が省略されています
バスル下の見えにくい箇所な上、開閉用の手摺りの陰にもなるんですが、機構上無くてはならないものなので再現してやりたいところ。

図を参考に、ハッチの中心線上、前縁から 1.5mm の箇所に 0.8mm 径の穴を開け、中央に 0.5mm x 0.5mm 程度の角棒を立てます(本当は 0.3 〜 0.4mm 位がベター)
「0.5mm x 0.5mm 程度の角棒を立てます」とかサラッと書いてますが、プラ材もこのサイズになると加工時の歪みやメクレがあったりするんですよね。難しい場合には六角ボルトとか伸ばしランナーでも良いでしょう。或いは穴を開けただけでもOK。
砲塔が正面を向いている時には全く見えませんが、2時〜10時位の砲塔旋回位置にする場合には無いと締まらない感じ。鍵穴だけに。

Bt_ryuk2

なお、上の図は【MM. 35309:ソビエト戦車 BT-7 1935年型用のパーツ(B31)を元に描いたので、(H12)とは手摺りパーツの取り付け穴位置が異なってますが、その他は同一です。…というか、キットにはこの(B31)も不要部品で入ってるのね。もし加工に失敗したとしてもコレを使えますよ。

…で、(B31)を使用したことからも知れるように【MM. 35309:ソビエト戦車 BT-7 1935年型の方も同様に開閉ロック用の鍵穴が省略されていますので、そちらを作る場合にも開けてやりましょう。こんな感じ。

Keyhole


BT-42 のエンジン点検ハッチ

ついでながら、タミヤ BT-7 もう一つのバリエーションである【MM. 35318:フィンランド軍突撃砲 BT-42について。

ご承知の通り、BT-42 はソ連軍から捕獲した BT-7 1937年型をベースにして改造されていますが、パロラ戦車博物館の現存車(Ps.511-8号車)では、エンジン点検ハッチ本体も BT-7 のハッチのままであることが確認出来ます。
戦中に撮影された写真で機関室上面が判るものは少ないんですが、Ps.511-19号車の写真でやはり BT-7 のハッチと確認出来るものがあり、鍵穴も写っています。

従って、基本的には BT-7 同様に鍵穴はグリグリと開けて良いでしょう。

また、BT-7 のエンジン点検ハッチには
開閉用の手摺り(パーツ:H40)が付いていますが、BT-42 では何故かこれを撤去しているようです(砲塔バスルとの干渉を恐れた?)。
タミヤ BT-42 にもこの手摺りは付いていませんが、元々は 1937年型の手摺りが溶接されていたと思われるので、鍵穴を再現したならば、ついでに手摺り撤去後の溶接痕を再現してやりたいところですね。

なお、
BT-7 のエンジン点検ハッチの上にはエアフィルター・ユニットが載っていますが、パロラに現存する Ps.511-8号車ではこのエアフィルター・ユニット上部のカバーが BT-7 の一般的なものとは異なり中央部分に平たい円盤状の物が乗ったタイプで、これは「フィンランドのオリジナル」と言われています。
私はフィンランド物に明るくないので、それがフィンランドのオリジナルであるとする由来については知らないんですが、「中央部分に平たい円盤状の物が乗ったタイプ」の蓋は、ソ連オリジナルの BT-7 にも見られる物です(写真参照)。

Bt7_airf


残念ながら写真の解像度が低く、側面部位などがいまひとつ不鮮明ですが、少なくとも上面はパロラの BT-42 が装備するものと良く似ています。
写真の個体は搭載装備品の位置などから、比較的後期に生産された車輌のようですね。

元々写真に写りにくい場所でもあり、このタイプを装着した BT-7 はこの1例しか知りませんが、一応呈示まで。

(そのうち)つづく。

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