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DT-35【1/35 ソ連重戦車KV用転輪・3種】

私、模型を趣味としているワケですが、その内容を腑分けするならば、いわゆる「模型の製作」以外に「模型に関連するアレコレを海外から購入する」という行為が結構大きい部分を占めてるんじゃないかと思います。

海外通販の対象は「国内では入手が難しいモノ」であったりしますが、ガレージキット、特に東欧系のそれは生産数も少なく絶版になるのも早いので、コレだと思った製品についてはかなり積極的に動いています。
発注する国によって郵便事情もそれぞれで、支払い方法や意思の疎通が難しかったりもします。ロシア語で来た確認メールが文字化けで全然読めねーよ!…とか。
それでも無事商品が到着すると何か達成感がありますね。ステージをクリアしていくロールプレイングゲーム的な?

とまぁそんなワケで、今回購入したブツのご紹介。ロシアの新興ガレージキットメーカー【DT-35】謹製、ソ連重戦車KV用転輪・3種。主に42年以降、KV-1S系に使用されたタイプで、旧EEC製キット用の置換パーツという位置付けのようです。

【DT-3529:42年・全鋼製転輪(円形ハブバージョン)】

42年以降のKVでお馴染みの全鋼製転輪。各社のKV-1キットでパーツ化されており、最近作であるトラペのKVのものは割と良い感じではありますが、補強用リブがちょっと厚ぼったくてモサッとした印象なんですよねー。対してこのDT-35の全鋼製転輪は、リブがシャープで非常に良い感じ。

円形ハブバージョン」と銘打たれてますが、このタイプの転輪はハブ形状に2種類ありまして、ハブ周囲が円形のタイプ(タミヤやトラペキットもこれ)と、もう一つは、ハブから伸びる6枚の補強リブの、ハブと接する部分が平らになっており、結果的にハブ自体がゆるい六角形になっているもの。
アバディーンに現存するKV-1はこれらを混ぜ履きしているので判りやすいです。下記リンク写真、最後部転輪が六角ハブタイプ、その前が円形ハブタイプです。

http://data3.primeportal.net/tanks/dmitry_kiyatkin/kv-1/images/kv-1_006_of_130.jpg

 

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【DT-3530:42〜43年・8三角小穴転輪(KV-1S, KV-8S, KV-1)】

待ってました!主にKV-1Sの初期やKV-8Sに装着例が見られる、8三角小穴転輪。グーな出来です。


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【DT-3531:43年・8丸小穴転輪(KV-1S, KV-85, SU-152, KV-T)】

KV-1S, KV-85, SU-152等で一般的な、8丸小穴転輪。これもまたシャープな出来で嬉しい。


3531


先に書きましたが、【全鋼製転輪】以外、これらの転輪のベースは「旧EEC製キット」になろうかと思います。EECのKVは悪いキットでは無いんですが、2010年現在の模型的解像度に耐えうる出来にするには、それなりのディテールアップ工作が必要となります。
そういう意味では、いわば「作り手の技量が試される系パーツ」であると言えるかも。或いは、ここぞ!…というときの為の「勝負パーツ」ですかね。

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