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絶対領域に予備燃料タンクを装着したBT戦車

Bt5

昨日、8月5日の新聞朝刊に載っていた写真。

ノモンハンに於いて日本軍に鹵獲されたBT-5ですが、通常はフェンダー上に搭載すべき予備燃料タンクを、フェンダー下面・裏側のいわゆる「戦車の絶対領域
(*1)」部分に括り付けています。

BTのマニュアル等を見てもこのような予備燃料タンクの装着方法は示されておらず、また、通常フェンダー裏にその用途に供するような金具等も見あたらないので、これは現地改造による装備の可能性が高そう。
現在、ノモンハンに残存展示されているBT-5実車のうちの一両は、やはり同様に予備燃料タンクを
フェンダー裏に装着したその状態のまま展示されているようです。或いは同一部隊での共通装備だった可能性も。

なお、同様の例は独ソ戦に投入されたBT-7 1937年型(傾斜砲塔)あたりでも確認できますが、例としてはかなり稀です。
重量的にもタンクの中身は空のハズで、恐らくは装輪走行時に外した履帯をフェンダー上に搭載しやすくする目的あたりかと思われますが、なかなか面白いですね。

(*1) 戦車に於ける、フェンダー裏側又は車体側面張り出しと、履帯の間の部分を指す。露語:アブソリュートナヤ・テリトリヤ。

 

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