Miniartから T-60・BM-8-24 搭載自走砲

Miniartの 2018年度版カタログ内容が一部発表され、T-60のバリエーションとして【BM-8-24 カチューシャ搭載自走砲】の発売が決定した模様。
CG画は、車体下部前面と操縦手バルジ前面に増加装甲が施された仕様ですね。これは楽しみん。

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作るよ T-60

師走のこの時期、5月開催の静岡合同展への参加案内が事務局から到着します。
合同展に参加するモデラーは、あと5ヶ月で何を作るべきか…という計画に向き合う時期でもありますね。

私は、例年通りMay-Q同盟で参加しますが、仕掛中で未だ完成していないブツと平行して、もう1つ【Miniartの T-60を作ってやろうかと思っとります。いやホラ、買って積んでるばかりじゃアレなので…。

私は T-60の「八角形ハッチ」型が好きなので、以前から作るならこのタイプと決めてました。従って製作するのは35219:T-60(第264工場製)ソビエト軽戦車 フルインテリアです。

というわけで、まずは車体&砲塔の主要パーツを切り出して仮組みしてみたり。

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車体はいわゆる箱組みですが、パーツ精度が高いので組み立てに問題は無さそうです。
一方で、本キットは実車に基づいたインテリア再現キットなので、車内構造物も「実車にあるもの」のみということになり、実車に存在しない「補強用の桁」とかもまたありません。接着は基本的に各装甲板のエッジのみなので場所によっては強度的にやや不安も。ちょっと力を入れるとパキッとヤっちゃいそう。

車体後部は燃料タンクの隔壁があって補強になっているけど、車体前部は面積が広いので裏側の見えない部分に補強用の桁を入れて補強してやった方が良いかも。ミッション点検ハッチと操縦手バルジ前縁との間あたりかな。

しかしこうして車体外見が形になると、工場で製作中の実車っぽくてワクワクしますね。ふぅ…、良い仕事をしたわ(一仕事終えた風に)。

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ロシアからの遅延荷物

今年の2月、ロシアの模型店に幾つかのブツを注文したんだけど、「OK、手配するよ〜」との連絡の後、ずっと音沙汰無しの状態に…。
まぁ急ぎでも無いんでのんびり構えてたところ、10月下旬になって先方から「あの注文ってまだ生きてたっけ?」とのメールが。いやソレこっちの台詞だよ…(^^;)。
「生きてるよ〜待ってるよ〜」と返信してから更に1ヶ月後、やっとこさっとこ荷物が到着。

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■ Микродизайн(ミークラディザイン)【035207:GAZ-M1用 エッチングセット

ZVEZDA製 GAZ M-1乗用車のエッチング・フルセットで、フロントグリル,ラジエターメッシュ,窓枠,メーターパネル,ナンバープレート,ドアヒンジ等々、これ1枚で完璧な内容。
特筆すべきは、フロントマスク中央上部に付く「GAZ」のエンブレムと、右側フロントグリルに付く「M1」のバッジで、「GAZ」エンブレムは3種 x 2,「M1」バッジは2種 x 2がそれぞれセットされているという超絶マニアック仕様。一体どれを選択するべきかなのかそもそもワカラナイ…(^^;)。

素材は比較的柔らかく厚さも薄めで、実際の組み込みにはそれなりの技術が必要となりそう。
特にフロントグリルはキットパーツのグリル部をくり抜いて、かつ裏側から薄く(0.5mm 位に)削り込む必要があり、中央のピラーを残しつつその作業を行うのはちょっと至難のワザ。いっその事、フロントマスク自体をプラ板のバキュームフォームで新造した方が良いか…?

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■ Микродизайн(ミークラディザイン)【035208:GAZ-M1用 ヒンジ

上記セットには含まれない、エンジンボンネット用の開閉ヒンジセット。

■ Zebrano【ZA35257:KV戦車増加試作型用・追加パーツセット

Zebranoはベラルーシのガレージキットメーカー。1/35でフィギュアや情景用小物,ディテールアップパーツ類を、1/72で車両系フルキット等を出している。割と何でもアリ系のメーカーだけど、此処んちもラインナップはマニアック。

ZA35257は KV戦車の増加試作型(Uシリーズ等)が装着しているエンジン吸気口の半蒲鉾型カバーと、大型前照灯,砲塔後部の機銃マウントのセット。こういうのを出されては、極東のモデラーを代表して買わずばなるまい…って感じ。

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エンジン吸気口カバーは、以前 U-0を作った時には ICMの T-28から持って来て手を加えたけど、ぶっちゃけプラ板工作もそう難しくは無いパーツ。前照灯パーツも同様かな。までも今後 Uシリーズを作る際には使用したい所存。

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■ Arezin 1/35【35002:シュベツォフ M-11 空冷星形5気筒エンジン

これは以前紹介したもの(コレ)。実は今回の方を先に手配していたものの、音沙汰ないので別トコにも頼んでたのでした。これで在庫が4セットになってしまった…。
前回分は「5気筒エンジンなのにシリンダー・パーツが6つ入っている」という謎仕様だったけど、今回分のシリンダーは5つ入りだった。やっぱり前のは間違えてたのね。

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ZEDVAL の真鍮製砲身を幾つか

ZEDVAL はロシア・チェリャビンスクに本拠地を置くガレージキットメーカー。メタル砲身を中心にラインナップしています。

チェリャビンスクというと、同じくメタル砲身を多くリリースしていた Model point(現在活動休止中みたい)がありますが、ZEDVALのラインナップは Model pointから出ていたアイテムを引き継いだものも多く、パッケージにも Model pointの URLとメールアドレスが併記されてますね。Model pointファンとしては喜ばしいところ。
今回はとりあえず3点ほど購入。どれも真鍮製で、真鍮好きとしてはピカピカしていて嬉しい(^^;)。

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■ ZEDVAL 1/35【N35011:Set of parts for the T-28

T-28多砲塔戦車用で、76.2mm KT-28戦車砲 x 1,7.62mm DT機銃 x 4,警笛(ホーン)x 1 のセット。
実のところ KT-28は Model point製のを持ってるんですが、ZEDVALのセットは DT機銃が4挺分&警笛が付いて来るので、主にそちら目当てで購入。
ぶっちゃけこれで $8.49 USDなのでとてもリーズナブル。

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■ ZEDVAL 1/35【N35033:Set of parts for the OT-26

OT-26火炎放射戦車用の放射ノズル x 1,7.62mm DT機銃 x 1,警笛 x 1 のセット。
やはり Model point製(放射ノズルのみ)のを所有してますが、他に無いラインナップなので予備として確保。

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■ ZEDVAL 1/35【N35044:Set of parts for the KV-1 early releases

KV-1重戦車・1939年型用で、76.2mm L-11戦車砲 x 1,7.62mm DT機銃 x 2,警笛 x 1 のセット。オマケとしてレジン製の L-11用防盾が付属。
このレジン防盾も Model pointの L-11に付いて来たものそのままで、第1シリーズの防盾を再現してますが、第2シリーズの特徴が混じっちゃってる(つまり誤り)なのもそのまんま(^^;)。

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Model pointも活動期間の長いメーカーだったので、多くのラインナップの中にはちょっとフォーマットが古いかな…と思うような製品もありますが、実車数値を元に作られたものなどは今でもベストアイテムの地位を獲得しています。
ZEDVALは ebayにショップも出してるので、気になった方はチェックしてみるのも良いかも。

※ 製品画像はメーカーサイトから引用しました。

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ミンスカヤ駅

先日『ロシアゴスキー(Eテレのロシア語講座番組)』でモスクワの地下鉄を紹介していたんですが、今年3月に開業したミンスカヤ駅の様子が写った時には「ぐはっ」と思わず変な声が出ました(同番組よりキャプチャ)。

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ホームの柱に描かれた見覚えのある模様は、言わずと知れた T-34の 500mm履帯の踏面ワッフルパターンですよ。それと何やら機関車の車輪らしきもの。
その他、構内の様子はこちら→(Google map)。

いったい「ミンスカヤ駅」ってのは何処にあるんじゃ?と調べたら、カリーニンスコ=ソンツェフスカヤ線の駅で、ポクロンナヤの丘の勝利公園の西側。というか「勝利公園駅」の次が「ミンスカヤ駅」のようです。

つまり T-34の履帯模様は勝利公園の展示物に由来するものでしょう。ということは「機関車の車輪らしきもの」は、同公園に鎮座している「TM-3-12 305mm列車砲」なのですね。下画像のヤツです(Wikimedia Commons)。

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いやコレ、モスクワっ子でも興味ない人には何だか判らないんじゃないかなー?

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TOM【Soviet Bridgelayer SBT】が欲しい!…のか欲しく無いのか

最近気になってるキットは、TOM Modellbau【015:1/35 Soviet Bridgelayer SBT
発売自体は 2011年頃なんですが、国内には入って来て無かったですよね。売れ残ってるのか(^^;)、まだ TOM Modellbauに在庫はあるようです。

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実車は 1935年頃から開発された架橋戦車で、約9メートルの金属&木製の架橋を BT-2の車体に搭載、車体前部のアームによって前方に繰り出して架橋します。砲塔は通常の BT-2のものでは高さが有り過ぎるので T-37水陸両用戦車の銃塔に換装されています。幾つかのタイプが試作され、実験的に対フィンランドの冬戦争で使用されたものの量産は見送られました。…と確かそんな感じ。

TOM Modellbauのキットは、ベースにズベズダの BT-5を使用し、架橋部分は簡易インジェクション製、T-37銃塔や架橋駆動部はレジン製、架橋支持アーム等はメタル製というハイテックな構成。
何より、架橋部分が簡易インジェクション製というのがイイ。まぁちょびっとモッサリ感はありますが、その辺はプラ製なのでどうとでもなるし。

問題はベースのズベズダ製 BT-5だなー。悪いキットでは無いものの、流石に古さは否めない。
こういう「びっくりどっきりメカ」って、それなりのディテール再現度で存在に説得力を持たせないと「出落ち」っぽい模型になっちゃう…と個人的には思うのです。
SBTは BT-2ベースなので転輪も鋳造製のスケルトンなタイプを装着してますが、キットは BT-5そのままのディッシュタイプになっちゃってるのも残念。TOMは以前 BT-2も出していたと思うんだけっども…。

BT-2は今年 Hobby Bossが出す予定だったと思いましたが、その後の話を聞きませんね。ホビボが BT-2を出したらそれこそこの SBTなんかも出しそうですが、でも何というか「そうじゃない」んだよなー。欲しいのは、作りたいのは、この「TOM Modellbau の SBT」なんですよね。でもなー(以下逡巡が延々と続く)。

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Miniart【35219:T-60(第264工場製)】購入

というわけで、Miniart【35219:T-60・第264工場(スターリングラード造船所)製を購入。
Miniartが T-60シリーズの発表をしたのが今年5月の静岡ホビーショー。それから僅か5ヶ月のうちに生産工場違いで3つのタイプが発売されちゃっちゃっちゃったんですねー。出過ぎ!

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キットは、既報ながら、新規パーツとして「溶接接合タイプ車体側面装甲板」「緩衝ゴム内蔵型鋼製転輪」「八角形ハッチ」等が入っており、第264工場製 T-60の特徴を良く再現しています。緩衝ゴム内蔵型鋼製転輪は中央のハブ周辺パーツが別パーツ化されており、再現度も良好。
個人的には、簡素化された「八角形ハッチ」が入っているのが好ましい。T-60を作るならばこの八角形ハッチをやりたいなーと漠然と思っていたので。

しかし Miniartの T-60シリーズ、個人的には応援してるんですが、実際のところ売れているんだろうか…?Webを巡っても組んでる人を見掛けないよね。
インテリア付きキットはパーツ数が増えるうえ、組みながら塗装をしなければならない工程が出て来るので、最近の傾向である「パパッと組んでバーっと塗装」的な流れには行き辛いのは確か。

あと、或いは「インテリア抜きの安いバージョンが出たら買おう」と考えてる向きも居られるかもしれませんね。ただ、インテリア用パーツはランナーにして2枝であり、仮に「インテリア抜き版」が出たとしても、その代わりに「フィギュア・セット付き」になる可能性も高く(本キットにはフィギュアが付いていないので)、値段的には大差なくなるんじゃないかなーと個人的には思ってます。

さて、買って積んでばかりじゃナンなので、私もポツポツ、ニッパーを入れてみるかなー。

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T-60 小ネタ

■ 起動輪の穴は何のため?

T-60, T-40, T-30, T-70系戦車の起動輪には2つの丸穴が開いています(4つ開いているタイプも有り)。
この穴は、最終減速機(フャイナルドライブ)カバー表面にある「潤滑油注入プラグ」にアクセスする為のものです。
下図は T-70, SU-76の整備マニュアルから。

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最終減速機カバーは線対称になっており、装着した状態で上に来るものを「注入ポイント」に、下に来るものを「ドレン(排出)ポイント」として使用します。
メンテナンス時には、ドレンプラグを緩めて古いオイルを排出し、ディーゼルオイルでクランクケースをすすいだ後、2箇所の潤滑油注入ポイント(図中 9と10)から潤滑油を充填します。【プラグ9】の方は、ドライブシャフトのギヤとベアリングの潤滑用。【プラグ10】の方は、出力軸のベアリングの潤滑用で、起動輪の穴は【プラグ10】にアクセスする為にものになります。

Miniart T-60の最終減速機カバーは実車の形状を良く再現しており、上記のプラグ類もきちんと存在します。後方の2つは抜きの関係でややモールドが甘くなっているので、適当な六角ボルトに植え替えるとベターですが、まぁそこまでしないでも良いか。
このパーツ、T-70系キットにも移植出来るかなー?

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■ 前照灯問題

Miniartの T-60キットには透明プラのレンズ入りで前照灯パーツがセットされていますが、インストでは前照灯と警笛(ホーン)を装着するか、あるいは警笛のみを装着するかを選択するようになっており、「塗装ガイド(インスト掲載のカラー図)を参照して選択してちょ」との指示があります。

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実際の記録写真を見ると、工場等で撮影されたオフィシャルな写真では前照灯も警笛も装着していますが、戦場写真では前照灯は無く「警笛のみ」の車両が多く見られます。これは、独ソ戦の開戦後、工場疎開やインフラの混乱などにより電気機材の生産と供給が滞った事が原因で、1941年後半〜1942年前半に生産されたソ連戦車の多くはヘッドライトが未装着でした。
1つ前の記事に載せた T-30砲塔搭載の T-60も「警笛のみ」ですね。

更に、第264工場製の T-60では、生産後期になると前照灯のみならず警笛も未装備の車両が多く見られ、その場合には土台の装着金具自体がありません。
3つ前の記事に貼った第264工場製の T-60写真の車両がそれで、2両ともに前照灯も警笛も未装備です。

従って、Miniart【35219:T-60(第264工場製)ソビエト軽戦車 フルインテリア / T-60 (Plant No. 264)】を作る際には、インスト指示の「前照灯と警笛」or「警笛のみ」の他、どちらも装着しないというオプションもまた採用可能ということですね。

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Miniart【T-60・T-30砲塔搭載型】を発表!

本日より開催の「2017 第57回 全日本模型ホビーショー」にて、Miniart・T-60シリーズの新たなバリエーションのパネル掲示がなされた模様。

■【35241:T-60・T-30砲塔搭載型 フルインテリア / T-60 T-30 TURRET INTERIOR KIT(仮称)

来た来た来た!やっぱり来たよーっっっ!
これは GAZ製 T-60の車台に、疎開する第37工場から供給された T-30の砲塔を搭載したバージョン。1941年11月7日に行われた赤の広場でのパレード時に撮影された写真が有名ですね。
謂わば「量産型ザクに旧ザクの頭部を載せた」みたいなもんで、スマートな円錐形砲塔が T-60車台に良くマッチしてて違和感が無くカッコイイ。T-60は T-40系の水陸両用を排したバージョンだなーとあらためて感じますね。

そしてこのバージョンが発売されたということは、この砲塔と足廻り及び内装パーツを流用して、T-30戦車】【T-40水陸両用戦車】【T-40S戦車の発売はほぼ間違い無しっ!…と見て良いんじゃないかなーと。Miniartのことだから。
いやぁ、喜ばしきかな。

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画像は『T-60とその派生型』(ユーリイ・パショーロク 著:タクティカル・プレス 刊)より。

 

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MiniarmからT-70砲塔とか色々

レジン製ディテールアップパーツを多く出しているMiniarmが、大戦中のソ連戦車用パーツを幾つかアナウンスしました。

【B35032:TURRET T-70 SOVIET LIGHT TANK INCLUDES DRIVER'S HATCH】
【B35033:T-40 / T-60 / T-70 ROAD WHEELS】
【B35034:T-30 / T-60 / T-70 SPIDER WEB WHEELS】

Miniarm_t70_01

T-70砲塔はロシアのレジンメーカー【コンプレクト・ジプ】からも出てましたが、カッチリとしたMiniarm製もなかなか良さげ。溶接表現とかは一寸あっさり目かな。操縦手ハッチも付属するようですが、主砲防盾が初期の鋳造製なのに対して操縦手ハッチは後期仕様になっており、これはややチグハグ。まぁオマケとして割り切れば。

Miniarm_t70_02

転輪類は Miniartの T-60が出た今どうして?…という感じですが、実は Miniarmは 2010年頃にソ連軽戦車のレジンキットを幾つか出す予定だったようで、これらはその時にお蔵入りになったパーツが復活したものかも。

その他、T-34用の転輪セット類もあれこれ。

【B35154:T-34/76 STEEL ROAD WHEELS SET (EARLY)】
【B35155:T-34/76 STEEL ROAD WHEELS SET (LATE)】
【B35156:T-34/76 SPIDER WEB ROAD WHEELS SET (NARROWER TIRES)】
【B35157:T-34/85 SPIDER WEB WHEELS (LATE)】
【B35159:T-34/76 PRESSED ROAD WHEELS SET NARROWER TIRES】

B35156B35159はゴム部の幅が狭い「BT-7用のタイヤゴム(恐らく)」を流用した40穴・幅狭ディッシュ転輪」&「40穴・幅狭鋳造転輪ですね。
両転輪については「コチラコチラ」を参照。

Miniarmはこの後もT-34用の各種パーツ(誘導輪とか排気管カバーとかのバリエーション)を色々と出す予定みたいです。

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